ガラクタだけが人生だ

コックピットの制作は終了しました。スミマセン…
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梁の製作とアリ改良

ベッドの続き。

両端がアリになった横の梁を作っていきますが、やってることは練習の時と同じなので、制作風景は省略。

ただ、練習と違うのは、墨付けのテンプレートが改良されてます。
テンプレートの裏表
1つのテンプレートの裏表の写真ですが、オスメスで使う面が逆です。左の手前を材にかぶせてオス作成、右はその逆でメス用。

手で持っている部分が結構長いのですが、これは柱と梁の直角を正しく出すために長くしています。
梁の長さは2m近いので、角度が0.5度ずれると反対側では17mm接合位置がずれてしまいます。限界まで正確を期さないと組立てで苦労することになると思う…
そういう意味ではメス側の平行を出す板(バーコードが付いてる部分)の長さはちょっと短か過ぎですね。

あと、直角を出すことに関して、もう1つ。
練習では、オスとメスのアリの斜め角度を全く同じように切っていたのですが、それだと、角度の調整のしようがないので、本番ではオス側の角度をほんの少〜しだけ、開き気味に切ります。
微妙〜に角度をかえます
アリ形の墨線はオスもメスも完全に同一のラインを引きますが、切り込みガイドをセットする時に、「墨線がガイドのすき間でどう見えるか」で調節しました。

メス側は、ガイドと完全に平行で、中央に墨線が見えるようにセット。
オス側は、墨線はガイドの間に見えるけど、完全に平行ではなくすき間を斜めに走る形でセット。

図は極端に書いてますが、実際はもっと微妙な差になります。

わかりにくいので、もうちょっと詳しく解説しときます。例の図、ふたたび。

あの図ふたたび


完全にオスメスの傾斜角が同じだと、ABとab、CDとcdが線(実際は面)で密着することになるので、e、fを削っての調節は、はめ込みのキツイユルイは調節できても、赤と青の接合角度自体は変えられません。

しかし、オス側を微妙〜に広がらせておくと、赤と青は、f、b、c、eの4点で突っ張り、Aa間とDd間にはほんのわずかすき間が出来ることになります。(明らかなすき間というよりは、b、cはきついけど、a、dはゆるいくらいの感じ)
この状態だと、fやeの削りかた次第で、微妙な角度調節も可能になるわけです。

やっとここまできた

というわけで、こちらが出来上がった柱と梁。
苦労の結晶です。ちょっと感動。

なんか全然進んでないように感じるけど、難しいのはココまでなので、あとはさくさく進む…はず…多分。

片面、仮に組んでみました。
良好です。ギュッとはまる感じでしっかりしてるし、直角もOK。
仮組み。破損の恐れがあるので慎重に
組むときは、アリのメス部分が破損しやすいのですごく慎重にしないといけません。
ベッドの形に全部組み上げた後なら結構強いと思いますが、まだ組みあがってない状態で、アリ組みしている2本に変に力をかけると、長さがある分テコの原理が強力に働いて、柱のB、C部が簡単に割れてしまいます。練習で経験済み。

次はベッドのフェンス部分を作ります。

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