ガラクタだけが人生だ

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エアクリーナー

そろそろ改造点を一つずつ詳細解説するという本来の流れに戻らねば。

というわけで、エアクリーナーケースのモディファイ解説。
当然、AMOのことですから普通のターボフィルターとかではないです(^^;

これが改造に使った材料。
ペットボトルマタキター ・水道ホースにエポキシでペットボトルの口を接着したもの
・ペットボトルのふた4個

あと写ってないものでは
・もう少し太目の水道ホースが1本(15センチもあれば十分)
・4センチくらいの4mmネジと、ワッシャ2枚、ナット2個

この材料で、純正を改造してAMO式エアクリーナーケースを作ります。

ちなみに、買ったのは太い水道ホース20センチだけ。あとは例によって家に転がってたジャンクとゴミです。
で、これらを使って作成したAMO式スーパーエアクリーナーがコレ
AMO式スーパーデラックスウルトラゴージャスデュアルフレキシブルシステムエアクリーナー(ゴージャスはウソ)
いやー相変わらず「何このゴミ」って感じですが、これかなり本気で精一杯考えた結果なので、まあ嫌がらずに見ていってください。

作り方は見たらわかりますが、

1.純正のホースを抜く

2.穴を大きくして太いホースを差し込む。(穴はきつきつにして、苦労してやっと通せるくらいにする)ホースは通したあとエアクリのケースを閉じたりして当たり具合の様子を見たりしながら適当な長さに切る

3.太いホースに穴をあけ、ホースを圧縮変形させて空気の流量を調節できるように、ネジを通してワッシャとナットをはめる。ナットは一枚だと位置が固定されないので、ダブルナットにする。

4.もう一本、ペットボトルの口のついたホースが通る穴を空ける。純正吸入口のすぐ前がいいでしょう。これもキツキツで。純正吸入口のカベが邪魔なら干渉する部分を切除する。

これでエアクリ本体は完成。次はペットボトルのフタ

5.ペットボトルのフタに、径5mmくらいの穴をあける。0番は0個(あけない)、1番は1個、2番は2個、3番は3個。

6.色が気になる場合は、白い部分を黒く塗る。
ペットボトルのフタはかなり塗料が乗りにくくて、塗ってもすぐ剥げてきます。伊藤園か何かに黒いフタがあったような気がするので、見かけたら確保の予定。

で、コンセプトは既におわかりのとおり
「吸気抵抗を自由自在に調整できる」
ということ。

調節機能としてはメインパイプ側だけで十分なのですが、天候や標高など条件が変わったときに、工具を使わず簡単に微調整できるように、サブパイプの「ペットボトルフタ調節」をつけています。
毎回エアクリ開けて調節するよ、って人には、サブパイプはいりません。
一般的にエアクリーナーは吸気抵抗が低いほどパワーアップするように言われてますが、ジュリオに関してはあまり当てはまっていないようです。吸入口をだんだん大きくしていくと、ある程度のところまではパワーアップしていきますが、ある一点を超えたとたんに急激にパワーダウンしてしまうのです。

どうもこれはジュリオに限った話ではないようで、パワフィルつけたら調子が悪い、うまく走らないという話はよく聞きます。中古で買った調子の悪いクラブマンを直そうといろいろいじったがダメで、最後にカスタムパーツのパワフィルをノーマルに戻したらそれだけで完調になったとかいう話もありました。

エンジン、マフラー、インマニ、バルブ、キャブがトータルで大幅なキャパシティアップをしているなら別ですが、ライトチューニング車においては吸気抵抗を減らせば減らすほどよい、というのは、多くの車種において当てはまらないと私は思っています。

さらに個人的な見解を付け加えれば、一般的に言われている「パワフィルをつけたらMJは何番アップ」というアプローチは実は順序が逆で、「MJにあわせてエアクリの吸気抵抗を調節」というほうが、うまくあわせやすいし、作業も楽だし、正しい順序では?と思えてならないのです。
セッティングの方法ですが、とりあえずサブパイプのキャップは中間の2番にして(0、1、2、3、フタなし の5段階なので真ン中が2)、天気のいい日に普通に走って、パワー感がだいたい良いあたりにメインパイプのネジを調整します。

最終調整は、私の場合はなるべくトルクを大きくしたいので、どこか急な長い直線の上り坂へ行って、そこで行います。

坂の下で一旦停止してから坂を登り始め、坂の中腹で何か目印になるところを設定してその部分で何km/h出ているか覚えます。これを、ペットボトルキャップの番手を変更しながら繰り返し、最終的なベストセッティングを出します。
直径わずか5mmの小さな穴ですが、どのくらい差が出るかというと、3番のキャップで50km/hしか出てなかったのが、1番まで絞ると58km/h、というくらいはっきりと違いが出ます。

登坂力でなく、最高速の伸びで合わせる場合はセッティングが変わるので、長い直線であわせることになると思いますが、坂道で合わせるよりは違いがわかりにくいかな?
というわけで、ライトチューニング車のエアクリーナーは、吸気抵抗が微調整できるようにするのを激しくオススメ。

メーカー品で調節できるのってあるのかなあ。あまり見ないような気がするけど…もしかして、「合わない→買い替え」を狙った商売上の理由だったりして。
最後に、もう一つのプチ改良点
ちょっぴり削ってあるのは… 上の大きい写真の中の、この丸の部分。本来は直線ですが、削ってあります。なぜかというと…
エアクリのフタ取らなくても駆動系メンテができるようになるのです。気軽にWR交換とかできます。おすすめ。
エアクリのフタネジ6本もあって面倒なんだよねー。


【D.Wolf】
ジョージアから新しく出たGE-ARって名前のブラックコーヒーがPETボトル入りで売られてるんですが、これにグレーのキャップがついてますよ。
【AMO】
おお、ナイスな情報ありがとうございます!
早速チェックしに行ってみます!

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