ガラクタだけが人生だ
コックピットの制作は終了しました。スミマセン…
サイト再構築中のため、一時的に表示がめちゃくちゃになっていることがあります。
2010/1/13
12:03:45
木片加工は慎重に
以前ソーマキューブの記事で、「丸ノコで小さい木片切っちゃダメ!」って書いたのですが、コックピットの部品を作るのに、やや小さめの木材を加工しなきゃいけないときがあります。
作る部品はコレ、360用のクランプレス化パーツ、押さえ板。
出来上がり寸法で8cm×3.5cmくらいのワンバイの板なのですが、ハンドルベースを押さえる部分を斜めに切り落とさないといけません。
この斜めカットをどうするか。
最初はトリマーの、45度の角度がついた傘のようなビットで作ろうと思い、試作品はそれで済ませたんですが、売り物にするには斜面の長さがちょっと足りない。
2回にわければできないことは無いのですが、何度もセットアップをすると効率が悪くなり、キットの原価が上がってしまいます。
やっぱり、丸ノコスライダーで一発カットしてしまおう、それが手っ取り早い!と結論付けたのですが…
最初はトリマーの、45度の角度がついた傘のようなビットで作ろうと思い、試作品はそれで済ませたんですが、売り物にするには斜面の長さがちょっと足りない。
2回にわければできないことは無いのですが、何度もセットアップをすると効率が悪くなり、キットの原価が上がってしまいます。
やっぱり、丸ノコスライダーで一発カットしてしまおう、それが手っ取り早い!と結論付けたのですが…
こんな感じで切ることになるわけですよ。
怖いよね。縦挽きだし…
カット中に少しでも材が動いたら「ガキン!」って音がして手にすごい衝撃が来て、木片と丸ノコが跳ねる事になるわけです。キックバック。
実は、白状すると現在自分用に使ってるパーツはだいたいこういう感じで切りました。
素手で持ってたわけじゃなく、クランプをつけてそれを手で持ってましたが、それでもかなりヤバイ感じがした。
当時は危険性を甘く見てた面があって、若かったと言うかバカだったと言うか…もう絶対やらない。皆さんもやっちゃダメですよ。
で、現在はこんなジグを作って切っています。
怖いよね。縦挽きだし…
カット中に少しでも材が動いたら「ガキン!」って音がして手にすごい衝撃が来て、木片と丸ノコが跳ねる事になるわけです。キックバック。
実は、白状すると現在自分用に使ってるパーツはだいたいこういう感じで切りました。
素手で持ってたわけじゃなく、クランプをつけてそれを手で持ってましたが、それでもかなりヤバイ感じがした。
当時は危険性を甘く見てた面があって、若かったと言うかバカだったと言うか…もう絶対やらない。皆さんもやっちゃダメですよ。
で、現在はこんなジグを作って切っています。
専用クランプ。
斜面に沿わせて木片を置き、前後からがっちり挟み込みます。
蝶ネジの長いのが買えなかったので、ボルトにノブスターを奮発しました。
手前側はゴムシートが接着してあって、確実に材料をホールドするようになっています。
ジグに材料をセットして、しっかりネジを締め、台の上に置く。
そしてジグ全体をしっかりと台にクランプ。
写真のクランプはバネ式のものではなく、ロック機構のあるものなので外れることはないですが、ネジで締め付けるタイプのほうがもっといいかも。
そしてジグ全体をしっかりと台にクランプ。
写真のクランプはバネ式のものではなく、ロック機構のあるものなので外れることはないですが、ネジで締め付けるタイプのほうがもっといいかも。
この状態でなら、あまり不安感なく、安定してカットができるというわけです。
でも、コレでも100%安全とは言い切れませんからね。
やはり丸ノコは、ある程度質量のある、容易に動かないものを切ることに適正がある道具であって、基本的には小物の加工には向いていません。リスク大。
自分で言うのもアレですが、丸ノコスライダーの記事は本当に人気があって、コメント欄のほかにもメールをたくさん頂いています。
でも、なんだか「コレなら『何でも』楽に切れる!」ってちょっと舞い上がり気味の人も中にはいらっしゃって、ちょっと心配になったりもしています。(もちろんそういう場合メールの返信で、過信はしないでねと連絡はします)
でもメールくれる人はごく一部なので、中には過信して大けがする人なんかもいるかもしれない。してなくても可能性があるだけでも罪っていうか、HPで情報出してくのは功罪の両面があってすごくジレンマなんですが、今のところ、スライダーは丸ノコという道具のリスクを減らすのか増やすのかっていうと、減らす方の「功」の部分が相当に大きいと思ってるので、公開してるわけなのですけどね。だからといって罪の部分はゼロではないんだよね…
ウザイ語り口になってますが、結局何が言いたいかというと
「小さい木の角度つけた縦挽きとかは危ないから相当の準備が必要」
ってことです。はい。
でも、コレでも100%安全とは言い切れませんからね。
やはり丸ノコは、ある程度質量のある、容易に動かないものを切ることに適正がある道具であって、基本的には小物の加工には向いていません。リスク大。
自分で言うのもアレですが、丸ノコスライダーの記事は本当に人気があって、コメント欄のほかにもメールをたくさん頂いています。
でも、なんだか「コレなら『何でも』楽に切れる!」ってちょっと舞い上がり気味の人も中にはいらっしゃって、ちょっと心配になったりもしています。(もちろんそういう場合メールの返信で、過信はしないでねと連絡はします)
でもメールくれる人はごく一部なので、中には過信して大けがする人なんかもいるかもしれない。してなくても可能性があるだけでも罪っていうか、HPで情報出してくのは功罪の両面があってすごくジレンマなんですが、今のところ、スライダーは丸ノコという道具のリスクを減らすのか増やすのかっていうと、減らす方の「功」の部分が相当に大きいと思ってるので、公開してるわけなのですけどね。だからといって罪の部分はゼロではないんだよね…
ウザイ語り口になってますが、結局何が言いたいかというと
「小さい木の角度つけた縦挽きとかは危ないから相当の準備が必要」
ってことです。はい。
一応カット後の写真も。
無事、一発切断できました。
ジグから外したらこう。
こんな単純な形を作るのにこんなに苦労するとか、想像つかないよね。
でも苦労してるんですよ〜
まあ道具をあまりそろえてないから、って事でもあるけど。
小物切断にはやっぱ糸鋸盤が一つあればなあ…安いの一つ買おうかなあ…
とか言ってたらまたkoba嫁女史に怒られそうですがw
こんな単純な形を作るのにこんなに苦労するとか、想像つかないよね。
でも苦労してるんですよ〜
まあ道具をあまりそろえてないから、って事でもあるけど。
小物切断にはやっぱ糸鋸盤が一つあればなあ…安いの一つ買おうかなあ…
とか言ってたらまたkoba嫁女史に怒られそうですがw
いやそんな別に、まさか糸鋸一本くらいで怒ったりしませんよ……って、糸鋸……盤?
(しばしググッたり楽天市場行ったりする)
うん、いや、私はね、君のこういう、
「手元に無いものは無いなりに、手元にあるものだけでうまく出来るように自分でいろいろ工夫してモノ造りする」
って姿勢がとても君らしくて素晴らしいと思うし、
それがまたこのブログの特色にもなっててとてもいいと思うんだな、いや本当。
>それがまたこのブログの特色にもなっててとてもいいと思うんだな
koba嫁さん同感です。
こと安全面に関しては、やはりお金や空間を十分使って万全を期すのが基本だと思うんですよね、やっぱり。
だから、安全に対する投資を僕は全く否定しないしむしろ強く推奨します。自分はあまり出来ないけど…
すると、せつないのは、「持てる者は快適で安全に作業ができ、持たざる者は劣悪な環境で危険を伴う作業になる(またはあきらめざるを得ない)」
コレはもう、厳然たる事実として、どうしてもそうなる。
だから、それに対する抵抗運動というか、お金をかけずに少しの工夫でより安全で正確な作業ができれば、「DIY格差」の縮小に貢献できるかも?と思って書いてる面もあります。
まー確かに、AMOが急にDIYに大金を突っ込むようになって、「最高の道具がそろった最高の工房で最高の材料を使ってカッコイイ家具を作るブログ」とかになると全く面白くないだろうなというのは容易に想像できますw そんなサイト需要ねえよw
これからもずっとガラクタDIYでいきますのでご安心をw
・・・私も内心手持ち丸ノコは怖いです。ので、全くサラから入る人ならば、同じ金額ならば丸ノコよりもジグソーを先に買うことを薦めますし、「盤」系で言えば、テーブルソーよりもバンドソーを先に買うことを薦めます。
でも例え丸ノコでも安全に使うツボは厳然としてあって、それさえ守れば恐ろしいことにはならない(ハズ)です。ネットだと動画なんかで、見るからにアブナイ作業を、それこそ「最高の道具」でドヤ顔で公開している人も結構見ますので、ちょっと恐ろしい気もしています。
今回は材料がワンバイを縦半分にした短い端材であることと、丸ノコが一台しかなく角度設定を何度もやり直すのがコスト高につながってしまうので、直角のまま作業できる方法を模索ってことでこのようになりました。
確かに高速の回転刃は怖いですよね。私も始めたばかりの人には勧めませんし、私自身も一生テーブルソーは使わない気がします。
音の問題もあるし、もっと低回転で高トルクな、バンドソーみたいな特性の丸ノコやテーブルソーもあればいいのにと思います。軸で回すんじゃなく、刃先に近いところを多数のゴムローラーが挟み込んで駆動するような…