ガラクタだけが人生だ

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ブレーキセンサーの修理

ひと月くらい前からAX-1のフロントブレーキセンサーの調子が微妙に悪くて、ブレーキランプがつくにはつくんだけど、点灯時にチラチラっとまたたいたり、接触不良気味の症状が出てました。
最初はLED化したブレーキランプ部分が悪いのかなと思ったのですが、リアブレーキについては完全に正常なのでやはりフロントのセンサーが悪い模様。

多分内部が汚れてるんだろうなーとは思いつつ、端子部分をちょっといじってやると直るので、そのまま乗ってたのですが、ある日症状が急激に悪化。

なかなか直らないので、端子を思い切ってぐいっと曲げてみたら…ポッキリ折れましたorz
と言うわけで、修理のため分解です。
つーか最初から分解して掃除しとけば端子折らなくて済んだのに。バカよねー。

ブレーキセンサーはブレーキの裏側にネジ一本でくっついているので、すぐ外せます。
で、外した後、センサー自体をばらせるかですが、ネジがないので一見ばらせないように見えます。
基本的にはばらすことを想定してないのだと思いますが、実はケースの上下の境目に薄いマイナスドライバーみたいなものを差し込んで、少しずつこじってスキマをあけていけば分解できます。3本のスタッドでパチンとはめ込んであるのですが、このパチンは壊さないとばらせない致命的な引っ掛かりではなくて、引けばパチンと外れる感じのやつです。

開けると、こう。
ドロドロでございます
うーむドロドロですな。
パーツクリーナーがない(今会社)なので、適当な洗剤と適当なブラシで適当に清掃。

銅のサビ、緑青。ある意味美しくもある。

右側の折れてないほうの端子を取り外してみると、びっしり緑色のザラザラに覆われてます。緑青(ろくしょう)です。どこの遺跡の出土品ですかって感じ。

新車時はつるつるぴかぴかの銅色だったはずですが、15年も経てばこんなになってしまうのね。

と言っても環境による差はあって、湿度の高い場所のほうがなりやすいはず。AMOの自宅周辺は沼や泉が多くて湿度がかなり高い地域なので、もしかしたらウチに来てから緑青化が進んだのかも知れません。

平板端子が銅線に。 清掃後、折れた端子の根元に銅線をくくりつけて外に出し、応急修理としました。
現在はこの銅線に折れた端子をくっつけて接続してますが、そのうち板金ハンダで端子そのものを元の形に直す予定です。

バイクにつけてテストしてみましたが、朝の不調が嘘のように完璧な反応をしてるので、やはり汚れが原因だったようです。

というわけで、フロントブレーキセンサーが不調になったら、端子をいじってごまかさずに分解清掃をしましょう、ってお話でした。




7/25追記 ----------------------------------------

その後の修理
妙にうまくいった 折れた端子を板金ハンダでくっつけました。
自分にしては結構うまくできた。

接合強度ですが、板金ハンダの接合→破壊テストは何度もやってるので、それなりに想像つくというか、信頼できるんじゃないかと思います。今回は力がかかるところじゃないしね。

でも電子工作用のヤニ入りハンダじゃ弱すぎますよ!強酸性フラックスを使う板金用で。
ちなみに自分の使ってるのは、ホムセン等でごく普通に手に入るgootソルペットSD-37ですが、スズ:鉛が45:55のやつならなんでもOKかと。

完全復活。

この後、金属部品をもう一度パーツクリーナーで洗い直して、556吹いて、組み付けて動作確認してみたけど全く問題なしでした。コレで完全に元通り復活しました。めでたし。


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