ガラクタだけが人生だ

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廃品で飯を炊く

前回(キャンプ→雨)のおまけ。

初のファミリーキャンプは雨で規模縮小して、昼には家に帰ってきたわけですが、カレーの材料が残ってます。必然的に、帰宅後の夜のメニューはカレーに決定。
普通に家の中でカレー作って飯を炊いてもいいんですが、ちょっぴりリベンジというか、実験的野外炊飯をしてみた。
炊飯器の内釜とフライパンの蓋。 電気的な部分が壊れて電源が入らなくなった炊飯器の内釜と、フライパンのふた。

実は我が家には飯ごうというものがないんですよね。キャンプ場で飯を炊いたときは、借りたクッカーセットの炊飯鍋を使いましたが、もう返してしまっているのでありません。
で、家にあるガラクタの中から選抜の結果、「キミらに決めたッ!」となったわけです。
ちなみにカミサンの反応ですが
「俺、壊れた炊飯器の内釜を火にかけてご飯炊いてみようと思うんだ…」って言って、反対されるかと思ったら普通に「わかったナリ。これをどうぞナリ。」って米を渡された。
死亡フラグっぽい事を言ってるのにあまりにもスルーされて気持ち悪いので、「一応家の中で普通に炊くのと半々にする?」と言ったら
「そんなことしなくても、5人前3合半炊いてくれればよいナリ」だって。
「もしかして全面的に信頼された!コレはがんばらなければ!」って思ったのですが…
炊飯開始の前に、一度家に入ったらカミサンが小麦粉練ってのばしてる。何してんの?

「『ナン』を仕込みしているのナリ。カレーをつけて食べるとおいしいのナリ」
 

俺信頼されてねえぇぇぇぇーー!!


いやー、カミサンも死亡フラグはちゃんと感じ取っていたようです。
えー、話をもどしまして…
この内釜は、結婚祝いに友人たちからもらった相当高価なIH炊飯器のもので、しっかり厚みがあり、ずっしり重いです。電源が入らなくなってしまったときに捨てようかと思ったんだけど、この内釜だけは何かオーラが出てる気がしてどうしても捨てられなかったんだよね。 聞くところによると、高級炊飯器の値段のかなりの部分が内釜のコストらしい。異素材を複雑かつ正確に組み合わせたり、耐久性の高いコーティングを施したりと、結構素材技術の集大成みたいな感じらしい。 そんなスゴイ技術のつまったお釜なら、外で火にかけてもうまい飯が炊けるのでは?

5人家族3合半

3合半の米をといで、水を入れて量をあわせます。ここまでは家の中で電気で炊くのと同じでいつも通り。

以外に安定

いよいよ火にかけます。ツーリング用のイワタニJrバーナーでセットアップ。写真だと不安定そうに見えるけど結構安定してますよ。
もちろん普通のカセットコンロでもいいと思います。

これではじめちょろちょろ中ぱっぱで、30分ほどグツグツやりました。
蓋はガラスで中が見えるのですが、基本的に水滴がいっぱいつくので手に取るようにわかるわけじゃなく、なんとなく様子がうかがえる感じ。
明らかにべちゃべちゃとか、端が焦げてきたとかはわかるので、大失敗を防ぐ効果はありそう。

本当は軽く密閉する感じがいいんだろうけど、今回の蓋は乗せてるだけで、微妙にカタカタしててわずかな隙間もあったので、蒸気圧の効果はなかったと思います。

で、ちょっとコゲ臭いにおいがしはじめたところで火を止めてしばらく蒸らしまして…

炊けたよ〜

できあがり。
普通に食える、結構うまい飯が炊けました。

底のほうは結構コゲてて、横の接してる部分も少しキツネ色に硬くなったけど、食べられないほどのコゲは量にして1%未満だと思う。ココナッツサブレ1枚分くらいのコゲは捨てましたがあとは全部食べれた。

以上、壊れた炊飯器の内釜+フライパンの蓋でも飯は炊けます。ガラクタ人生ゲージに1ポイント追加。ピコーン。

ちょっと「中ぱっぱ」を意識しすぎて火が強くて、バーナーの炎も一点集中のタイプだったので、底の真ん中はガッツリ焦げましたけどね。ドーナツ状に火が出るバーナーか焚き火的な包み込む炎のほうがうまくできるかも。
ただ、失敗のパターンとして、「焦げる」のと「べちゃべちゃで芯あり」とどっちが良いかですが、少々焦げても焦げてないところは普通においしいので、べちゃべちゃにしてしまうくらいなら火力強めですこし焦がすくらいを狙うほうが安牌かなと思った。

ちなみに、ご飯がちゃんと炊けたので、カミサンのナンはどうなったかというと、翌朝に回りまして、サラダや、ジャムや、残ったカレーをトッピングしておいしくいただきました。

というか、そもそもカミサンの考えって、
「もし失敗したら半分だけ炊飯器で炊いてても結局足りないから意味がないのナリ。でも全員分のご飯を予備で炊くのは成功したとき余り過ぎるし、何か失敗を前提にしすぎで面白くないナリ。ナンの仕込をしておいて、失敗なら夜に焼いてナンカレー、うまくいったら翌朝焼いて朝食にするナリ。これなら成功しても失敗しても困らないし無駄がないナリ」
って計画だったんだって。なんという巧みなセーフネット! いやーカミサンえらい。
「男は絶対に女には勝てない説」ってあるけど、実感した瞬間でございました。参った!

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