ガラクタだけが人生だ
コックピットの制作は終了しました。スミマセン…
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子供椅子ミゾ彫り
おまけに熱も出るわ頭は痛いわで、結局片方しかできませんでした。健康が一番ですな。
今になってやっと回復してきたので、土曜のミゾ彫りの模様をUP。
まずはジグ作りから。
前回作ったときは、ろくなジグ作ってなくて苦労したので、今回はしっかり作ります。
図は5.5mmMDFを2枚重ねて接着しトリマー定規を作ったところ。ミゾ堀りはこれがないと話になりません。
上の板に沿ってトリマーのベースを滑らせるわけですが、下側の板をちょっと長めに作っておいて、それをストレートビットで削り落とす。すると墨線に合わせて置くだけでキレイに削れる定規ができます。
裏から見るとこんな感じ。
このビットは12mmなので、定規の端から始まる幅12mmのミゾを彫ることができます。
ミゾにはめ込む板は18mmなので、最終的には18.5mmくらいのミゾを彫らないといけません。
そこで、定規を2つ作って、こんな感じにします。
平行四辺形を変形させ、幅が調整できるので、二本の定規に沿ってトリマーを動かせば、設定した幅のミゾが彫れるというわけです。
トリマーで一定幅の溝を連続して彫る場合には定番のジグで、トリマールーター入門本には必ず載ってます。
ここでちょっと注意点。 この鉛筆で描かれたマーキングを見てください。 これはトリマーのベースの方向を表しています。 つまり、ジグの作成の時、この方向で削って定規のエッジを出しましたという方向が書いてあるわけ。 高級なトリマーだとどうかわかりませんが、うちのEWTの場合、逆に使うと微妙にカットラインがずれるんですよ。0.5mmくらい。 なので、正しい方向を書いておくことで誤差が少なくなります。 |
だから2本の定規ABを作るときは、AとBでトリマーの向きを180度換えて削っとくといいです。
もし、AとBを同じ方向で削ってたら、往復させる時に折り返し点で一度止まってトリマーを180度回転させないといけないわけですよ。
まー、ベースを180度回転してもカットラインがきちんと一致するトリマーであればそんなの気にしなくていいんだけどね。
で、このジグをフル活用してゴリゴリ彫ってる状況がコレ。もう片側の終盤です。
深さは4mm。18mmを4mm掘り込んで残り14mm。
前回作るときは20〜22mmくらいで作りたいなあと思いながら18mmで作ったのですが、出来上がった椅子を使ってみると強度的にはまだ余裕ありました。18mmを4mm彫るってのはちょうど良いと思います。
というわけで片側がこんな感じに出来上がり。
一部ノミで隅を四角く仕上げないといけないところがありますが、トリマーによる溝彫り作業はこれで終わりです。
あとはもう片方を作って、間にはさむ座板などを作って、形を整えて、エッジを面取りして、塗装して出来上がりです…ってまだ遠いなオイ。