ガラクタだけが人生だ

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乗車姿勢と尻問題

前回も書きましたが、ベンリィ改造計画で、最も重要視しているのが、乗車姿勢。
一般道を一日350kmくらい走ってもあまり疲れないグランドツーリング原付を目指します。
現在の状態。
背中にスポンジ棒が当たり、少し上半身を預けて走れるので、疲れが減少する効果が出ています。

でも、背中にあずける体重が多くなると、上体が斜めになり、お尻から膝の部分は前に出ようとします。普通の椅子でもダラーッと座ると腰が前に出ますよね。あれと同じです。

この力を受け止めるのは主にお尻とシートの摩擦です。シートの上でお尻が前にずれる力が働くと、背中が楽になってもお尻がすぐに痛くなってしまいます。なので、背中に乗せれられる体重はお尻が痛くならない程度に制限されます。

AMOのベンリィはシートを少し前上がりに改造して背中にかけられる荷重の増量を図っているのですが、それも限界があります。
この「背中に体重をかけると尻が前に出る問題」をどう解決するかいろいろ試した結果、足の裏で相殺するのが一番良いのでは、という結論になりました。

背中に体重をかけてバックレストを後ろに押すと、尻が前に出る。
斜めに置いた足の裏に体重をかけてステップを前に押すと、尻が後ろに下がる。


この二つの力を均衡させてやれば、バランスの取れた状態で走り続けられる(はず)。

また、背中と足の裏に体重をかけると、いずれもお尻にかかる体重(圧力)は減る方向に働くので、ノーマル状態ではお尻だけで支えていた重量を3者で分担できることになります。足は両足あるから4者かな。

ただし、残念ながらベンリィのフロアは平面で、斜めに足を置けるところがありません。
フロア前端に無理やり坂状の木片を張り付けて足を置いてみましたが、狭すぎてふとももが浮いてしまいます。しかし、足に体重をかけるとお尻にかかる力のバランスが良くなることは確認できました。

結果、理想のポジションは以下のような形。
カウルをぶち破れ!(ウソ) 普通のバイクみたいな棒状のステップを増設し、土踏まずでぐっと踏めば、背中に体重をしっかりかけてもバランスがとれるはず。

バックレストは今のスポンジ棒だと背中に当たる面積が小さくて痛くなってくるので、カー用品とかでよくある、腰を包み込む感じのクッションがよさそう。


しかし、重大な問題が。
どう見ても、足の位置がフロントカウルにめり込んでいる。

AMOの考える理想のポジションとノーマルカウルは両立しない…

しょうがないですね。
カウル外しましょう。

次回へ続く。

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