ガラクタだけが人生だ

PET板をあぶると自由に変形できるのがわかったので、とりあえず300×450の板をそのままつけてみました←すげー大雑把

コックさんの帽子みたいだｗ
この状態で、フロントカウル上端から正味30センチの上乗せがあります。AX-1につけてるスクリーンとしては最大級かもしれない…

上についてる黒いのはその辺にあった車用のエッジモールです。

取り付け方ですが、フロントカウルの内側に15センチ差し込んであります。フロントカウル内側にはボディに固定するための部分（スタッド）が2本生えてるので、PET板に2箇所穴をあけ、スタッドがそこを通るようにします。こうすることで、フロントカウルが外れない限りスクリーンは絶対に抜けないことになるので、安心です。

作業中の写真取り忘れたんだけど、要するに作業の要は、「PET板の差込部分を、カウルと全く同じ形にしてぴったり密着させる」ということ。それだけです。

全体をしっかり炙って、カウルの内側に押し付けて冷やせばそれで良いのですが、結構変形（伸び縮み）の限界はあるので、ある程度形ができたら細かい部分はクランプなどを使って無理矢理カウルに圧着させ、ドライヤーで2分熱して冷ます、というような作業を繰り返しました。

それと、カウル内側にはスポンジの棒が貼り付けてあるのですが、これはPETを密着させるのに邪魔なので除去しました。もし元に戻すことがあれば、ホムセンで売ってるスポンジの棒と両面テープで簡単に復活できるので無問題です。

PET板の固定には強力両面テープを使用し、ネジ穴は一つも開けていません。スクリーンを外付けにするか内付けにするかの選択はそれぞれ一長一短あると思いますが、ノーマルに戻すこともありうるので、なるべく穴をあけたくなかったんですよね。

それと、補助的にコクヨ書類クリップ（中）を使用しています。上の写真で、メーターの両脇に使ってあるのが見えるかな？
そのまま挟むと傷がつくしはずれやすいので、ゴムのすべり止めシートをいっしょに挟みます。書類クリップは針金の部分が外せて見た目もそれなりにスッキリするし、重量の面でもネジ＋ワッシャ＋ナットに比べて有利なので結構使えます。

差込部ができて、装着ができたら、装着状態のまま、こんどは上に出ている部分をじっくり加工していきます。

・強力なドライヤーか、手に持って作業できる小型の電熱器が必要です。ヒートガンがあれば最強だけど普通ないよね。私も持ってません。
・両端はある程度曲げたほうが強度が出ます。
・ハンドルをフルロックまで切るには、干渉部分のPETを切り込んでやる必要があります。（左右で干渉部分が微妙に違います）
・切って凹みになった部分はしっかり曲げ加工しないと全体の強度がでません
・加工の手数は少ないほうが綺麗に仕上がるけどこれは難しい。どうしても試行錯誤になりがち
・引っ張りながら冷却するとしわになりにくいです。
・最初はどうしてもシールドの角度が寝気味です。がんばって少し立ち気味に加工するとよいかも
・こだわりすぎると泥沼になります。80点主義でいきましょう
・上端の左右を押してみて、強度に差があるようなら弱い側を加工して強度を上げます

これをひたすら繰り返すと、そのうちガッチリしたシールドになると思います。多分。

それなりに曲面形成ができて、強度が出たなと思ったところで走ってみました。

テストの結果。胸、腹に当たる風が70％減。80km/h走行でも落ち着いて運転できる。効果は大満足。
スクリーンの強度は、100km/hくらい出してみましたけど全く問題なかったです。ぶるぶる震えたりビビったりすることもなく、ガッチリと形を保ってます。

さて、問題はデザインです。
このままだと、明らかに変態バイクです。
AMO的には別にコレで乗っても平気だけどｗ、目撃者にイヤな感じを与えないという公共の福祉の観点では、もうちょっと見た目的に変じゃないものにしたい。
かといって、スクリーンを小さくすると、本末転倒になってしまう。
少し上を絞るってのはあるかもしれないけど、この長さ（カウル上30cm）は断固維持しますよ！

それでデザインなんてできるのかよ！って思うよね？
どうやってもカッコ良くするの無理！って感じですよね。

でもね、これが結構勝算あったりするのよね。

次回につづく。