ガラクタだけが人生だ

コックピットの制作は終了しました。スミマセン…
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板金ハンダでマイ金具

最近ネタがなかなか上がらなくて、ちょくちょく覗いてくださる方には申し訳ないですが、これは理由がありまして、最近はGTフォースコックピットばかり作ってるからなのです。
新しいこといろいろやりたいけど、それには先立つものが必要だしね…内職内職。

とはいっても、3連休なんで、最低何か1つは作ろう…ということで、ナビマウントを作り直しました。

まあ作り方はこちらの通りなんで、全然新しいネタじゃないんですけど、ちょっと形状を再考。

ナビ装着時はいんだけど、非装着時に見た目がヒジョーにかっこ悪かったので、上に突き出した部分をなくしてすっきりさせました。
それと、後で接着剤でくっつけたところがあって、ここが透明じゃなくなって汚い感じがしたので、これも形状を見直して接着不要にしました。
ナビマウント新旧比較
写真ではわかりづらいですが曲げ加工の精度や見た目のきれいさも、少し経験値が上がってる分、よくなってます。

保持力はこれで十分でした。上の押さえがあると取り外しのとき堅すぎて、どっか別のところを壊しそうになる。
仮に振動でナビが上にズレることがあっても(まずありえないのですが)、今回はナビが風防に当たって止まるように設計したので、走行中に抜けることはないです。
すっきりした!と自分では思っている。 装着した図。
以前に比べてずっとすっきりして、いい感じになった!と自分では思ってるのですが…まあ自己満足の域を出ませんね。
写真ではわかりづらいし。

ニュートラルランプとハイビームランプは隠れなくなりました。
で、ここまでは前置きです。ここから本題。

このマウントを取り付ける時は、指を奥まったところに入れてナットとワッシャを押さえておいて反対側でネジをドライバーで回す、っていう作業になるのです。当然、位置がずれたらダメ。
しかもネジはぎりぎりの長さしかなく、ばね的な状態になってるPET板をぎゅっと押して圧縮してないと届かないっていう、この感じ。
位置をぴったりに、ぎゅっと押さえて…ポロッ…アーッ! この「奥まったところで押さえて〜」ってのが難しくてね、ネジを回そうとすると位置がずれる、なかなか位置が合わない、うっかり押さえる指の力が抜けるor入り過ぎると、ワッシャやナットがポロっと落ちてムキー!っていうまさにイライラゲームなわけです。
「ワッシャとナットが一体になってたら楽なのになあ…」
ここでそういう金物を買いに走ってもいいのですが、買いに行くの面倒だしガソリン代もかかるので、じゃあ作ってみるか、ということで…

板金ハンダセット

「板金ハンダセット〜」

一般的なボルトやナットなどの、ユニクロメッキの金物ってハンダ付けできないと思ってる人いますか?私も以前はそうでした。

配線用のヤニ入りハンダじゃ全くつきませんが、板金用フラックスっていう強酸性のフラックスとヤニなしの板金ハンダつかうと、ばっちりつくんですよこれが。

座金付ナットができたよ これが付けたところ。
インスタント座金付ナットのできあがり。
反対側もつけて、2箇所でつけてます。結構がっちりついてます。
道具はバーナーじゃなく、ごく普通のハンダごてでOK。

しかしWEBに載せるんならもっとキレイなヤツ使えばいいのに。適当に黒く塗って剥げたやつ使わんでも…ねえ?
(ハンダヅケするところはちゃんと磨きました)

しかしこれで、ナビマウントの付け外しが実にスムーズになったのでした。
というわけで、板金用フラックス使うとユニクロメッキの金物くっつけていろんなカスタム金物作れるよ、っていうお話でした。

あんまり大きな力がかかるところはダメかもしれないけど、結構いろいろできそう。
例えば…軽いもののステー自作とか、ワッシャ重ねてスペーサーにするときは、ハンダ付けして一体化しとくとか。

こんなの知ってる人には当たり前なんだろうけど、学校で教えてくれないから知らない人も多いかなと思って載せてみました。

ちなみにこのネタはタンクの拡張方法をいろいろ検討する中で出てきた副産物みたいなものですが、印象的だったのは「ハンダ付け侮り難し」ってこと。

自分にとって軟ロウ付け(ハンダ付け)ってのは配線用のハンダ付けが全てで、以前のこの修理やるまで、板金用ハンダがそれよりはるかに強いなんて思いもよらなかったんですよね。

板金ハンダって5kgf/mu〜10kgf/muくらいあるみたいなので、単純に考えるとGM8300より強いんだよね。
ただ、GM8300はたとえば10cuとかをべターッとくっつけることが出来るけど、ハンダは作業方法からして広い面積をベターッとくっつけることは難しそう。

一方、GM8300は、一回にある程度の量を混ぜないといけないので、今回の座金ナット作りのような、「ちょこっと点付け」のような時には使えない。(使えないことはないけど、超もったいない)

要は適材適所ってことなんだろうけど…いやー金属接合、奥深いねー。
まだまだ、実験したり勉強することがたくさんありそうです。

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