ガラクタだけが人生だ

コックピットの制作は終了しました。スミマセン…
サイト再構築中のため、一時的に表示がめちゃくちゃになっていることがあります。

<< 木製リアボックスTOP PAGEジュリオが静止した日 >>

風防三代目

2代目の風防にヒビを入れてしまい、またタイミングよくリクエストも頂いたので、ジュリオの風防更新記をアップ。

実用性はいいけど、カッコ悪い

更新前(2代目)がこの状態。
飲み会の帰りにカミサンにノアで迎えに来てもらい、よっこらせと積み込んだらスクリーンが天井につっかえて変に曲がり、バキッと音がして上から15センチくらい割れ目が入ってしまいました。

写真だとよく見えないんだけど、セロテープで応急処置してあります。

あと、すきまを塞ぐタレの部分。膝に風が当たらないとかすねが雨に濡れないとか、実用性はすばらしいものがあるのですが、フロントカウルとスレる部分が汚れてきたない。

前回は450×600を買ってきて、高さ500くらいに作ったけど、見た目のバランスでちょっと大きすぎかなあという気もする。純正はかなり大きいんだけどね。
それに、そのままノアに積めるようにしたいのと、節約のため、今回はちょっと小さ目の450×300でいきます。
実は、初代もこのサイズの板で作ってたので、原点回帰なのです。

初代の画像

ジュリオカテゴリの最初の記事の画像ですが、初代の風防はこんなのでした。ちょっと小ぶり。
エッジにモールが付いていますが、これは熱帯魚用品の透明ホースを一直線に切り開いてかぶせたもの。

スタイル的には、2代目より気に入ってました。
雨天時や、冬場の長距離走行などは、2代目のほうが圧倒的に楽なんですけどね。

変性ポリエチレンテレフタレート重合体…ひとよんで「PET」!

さて3代目の材料です。
本当は塩ビ板が欲しかったんですが、ホムセン3軒回っても買えなかった。なんかだんだんPETに置き換わっているみたい。というわけで今回はPET板で。厚さは1.5mm。値段は980円です。

2代目の外した板と比べてみたところ。横幅は、2代目が曲がっているので違って見えるけど、同じです。上下は、下が25mmくらい、上が80mmくらい短くなる感じ。

四角い。

初代は結構丸く切ったんだけど、今回は最大効率を目指してかなり四角くしてみます。

ジュリオのデザインコンセプトって「角が丸い四角形」だと思うので、多分似合うはず。

もっと丸く切るのは後からいつでもできるしね。

青空っていいよね

カット&穴あけ後。1.5mmペットは、このくらいのカットなら、よく切れるはさみで切れます。(万能バサミ、ブリキ鋏など)

固定に使うネジは6mmネジなので、穴は6.5mmであけています。

透明度が高すぎて背景に少しでも模様があると全く見えない写真になるのでさんざん試行錯誤した結果、雲のない青空をバックに。うーん走りに行きたい…

次に取り付け方法と取付金具ですが、AMOはちょっと特殊な付け方をしています。

通常は、ミラーの穴に共締めすることが多いと思います。
もっといい方法は、ミラー穴を完全に風防用として使い、がっちり風防を取り付けます。そして、ミラーは風防のステーに別途取り付け穴を設けてそこにつける、というのがベストかと思います。

で、AMOのやり方は、そのどちらでもなく、ハンドル裏にある謎のネジ穴を使うというものです。

謎穴発見

これがそれ。左右あります。8mmネジ。
多分部品を共用している別の車種で使うんだと思うんですが、ちょうど良いので使っちゃいます。

ここに取り付けるステーを作ると、金物はこんな感じです。円筒は使い古しのウェイトローラー。スペーサーに使います。なければ10mmナットでOK。
金物とゴム
材質はステンをお勧めします。ユニクロはすぐ錆びて見た目が悪くなったり、さび付いて外せなくなったりするかも。

ゴムは必要かどうかわからないのですが、取り付け部からヒビがはいるというのがありがちなので、1mmゴム板から切り出して、PETと金属板の間にはさむ感じで使用しています。

金額は、初代から使っているので忘れてしまって正確な数字はちょっとわかりませんが、全部で1000円〜1500円くらい?
ステー拡大図
ステー本体です。カー用品のステンレスL字ステーを途中で曲げています。本来直角の部分も多少角度を修正しています。
最初はL字ステーだけで作っていたのですが、若干弱い感じがしたので、四角長穴ステーで補強しました。
この補強部分をつけるネジ止めは力いっぱい、ガチガチで。ネジロック剤使うのもいいかも。

AMOの作例はネジ止め補強とか入ってダサいですが、これは工作力の問題なので、金属部品の自作ができるような人は1ピースでいいのが作れると思います。このあたりは溶接やロウ付けに強い人が有利だよね。剛性も見た目もバッチリないい部品が作れそう。

スペーサーで浮かせる

取り付けたところ。
使い古しのウェイトローラーをスペーサーにして、8mmボルトで締め付けます。

左はリアブレーキロックレバーと微妙に干渉します。そのままでも一応つけられるのですが、使う機会がないならブレーキロックを撤去したほうがいいかも。

両側ついた
で、PET板をネジ6本+3つ穴プレートで取り付けると、こうなります↓
ブリティッシュ?
うーんなんと言うか…

ブリティッシュ?(兵隊さんの帽子的な意味で)

あと、最後にもう一点、重要な補強があります。
ワイヤーで、弦を張る。

針金1本でずいぶん強くなるのです


背景が同色で見にくくてすいませんが、左右のステーの一番上のネジを針金でつないでいます。

ステーの剛性が十分なら必要ないんだけど、AMO式は若干剛性不足みたいです。55km/h以上では風圧でシールドが押され、ステーの先端が両側に開いて、風防の湾曲が平面に近づいていき、もうちょっとで倒れてきそう!って感じになることがあります。
それを防ぐために、弦を張って、ステーの先端が左右に開かないようにしています。
てな感じで、対症療法だらけの適当な自作風防ですが、参考になるかなあ…。
AMOは今回透明な板の部分を換えただけなので、980円ですが、ゼロから作るとすると、予算2500円くらいみとけば作れるんじゃないかな。
素材は本当はPETより塩ビのほうがいいと思う。PETのほうが熱に弱いと思うので…

なお、風防のサイズは小さくても、風が上に流れることで、シールド上辺から10センチくらい上までは風の直撃を受けなくする効果がありますので、見た目以上に寒さを緩和してくれます。

それと人間の胸で風を受けるよりずっと空気抵抗が小さいので、最高速が上がりますw

ただ、やはり、安全にかかわることなので、取り付けはしっかり、テスト走行なども慎重に。不安感のある状態での運用はダメだと思います。

あと、おまけ
タレを内側に。 膝に風を受けないようにする「タレ」の部分ですが…
あまりにも見た目の評判が悪いので、ハンドルの手前に移設して、効果を検証中です。

ハンドルとカウルの間から入る風の直撃は受けなくなるので、ないよりずいぶん良いですが、雨のときはやっぱりスネが濡れるだろうなあ。
この点はやはり2代目が最強なのですが、引き続き落としどころを探って行きたいと思います。

おまけ2

純正風防たけえ

純正の風防ってこんなの。かなりでかいよね。あと、値段高い!

取り付けに関しては、やはりミラー穴にガッチリつけて、ミラーはやや前方に移設するタイプのようです。


【D.Wolf】
 上記の純正シールド、バイトくんのジョルノクレアに付いてます(^_^;)
 この形のステーがいちばん形がいいなと思ってたりします>私

 私のリード90のシールドは純正だと思ってたら・・・旭風防製の中古でした(^_^;)ヤフオクで1000円以下で買ったんで文句は言えませんけど(笑
【AMO】
この純正シールドは取り付け部4点のネジとネジ受けとか、結構凝ってて、お金かかってるなあって感じですね。

ちなみに私の中では、実用車には旭風防こそ純正、みたいなイメージがありますw
【ゆいちゃん】
早速の解説有難うございます。がんばってみます、ところで先日Dioni旭風防を付けるとき、ミラー穴に付属のボルトをねじ切ってしまって…工具を買えば高いし、いい方法ないですか
【AMO】
以前クランクケースカバーのネジをねじ切ってしまったことがあって、大変な思いをしました。確か、2.5mmくらいのドリルで、埋まっているネジに「だんご3兄弟」の形にくぼみを掘り、マイナスドライバーではずしたような…。何度も失敗して何時間もかかったように記憶してます。もっと楽な方法があればいいんですけどね…
【D.Wolf】
 ミラー穴のサイズで折れたボルトを抜く。
 それをするために必要な工具、道具を買う値段、抜く作業にかかる時間を考えたら、バイク屋に持っていって、目の前でさくっと抜いてもらって時間工賃を少し払うほうが早くて綺麗に対処できますよ(^_^;)

COMMENT or
E-MAIL
このページにコメント
AMOにメール(ページには掲載しません)
NAME
E-MAIL
 ADDRESS
メールの場合は入力。未入力だと、AMOからお返事が出せません

COMMENT

CHECK

スパム対策のため、入力をお願いします
「湯気」の読みをローマ字4文字で
 
<< 木製リアボックスTOP PAGEジュリオが静止した日 >>