ガラクタだけが人生だ
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ねじ込み式の足
ちゃぶ台やコーヒーテーブルを作る時に、折れ脚金具ってパーツがあるとそりゃもうあっけないほど簡単に折り畳みテーブルができてしまうわけです。
でも、なぜかホームセンターには置いてないんですよね… 友人にちゃぶ台を作ってあげようと思って、準備してるんですが、どうしてもこの金具が見つからない。
ネットでもわずかに商ってる業者がいるんだけど、イマイチ気に入らなかったり、送料含めたら妙に高い感じ。
これ、ねじ込み式の足が自作できるじゃん!
しかも安い。一本16円。売り場は、普通の木ネジとかがあるところじゃなくて、鋼製束とか、梁と柱の接合部を補強する金具とか、大工さんが家を建てるときに使う金物が置いてあるコーナーにありました。
結構汎用性高いと思うので普通のネジコーナーにも置けばいいのになあ。
それにしても、こんな安くていい物、今まで知らなくて使ったことがなかったとは不覚の極み。早速使ってみましょう。
今回は実験なので、端材で適当に作ってみます。
まずは足にする角材に下穴をあけます。ネジが6mmならφ5mmがいいと思う。
垂直ガイドはおなじみ、ボール盤やドリルスタンドで垂直に穴をあけた木片。ぴったりあてがって、垂直が狂わないようにします。
穴の深さは十分に。足りないと失敗の原因になります。実際にねじ込む深さ+1センチくらいで。
穴が開いたらねじ込むわけですが、そのままでは回せないのでダブルナットをかけます。ナットを二つグッとくっつけて動かなくしておいてから、上のナットを回せばねじ込めます。
ねじ込めたら、ナットを外してできあがり。下のナットを固定しつつ上を緩めれば二つとも簡単に外せます。
外すとき下側のナットを固定するには、薄いタイプのスパナかモンキーレンチがあると便利。
板には穴をあけて鬼目ナットを打ち込みました。
いつもはねじ込み式を使うのですが今日は打ち込み式を試してみた。
あとは足をねじ込むだけ。
実に簡単にねじ込み式の足ができました。
今回は実験で、板厚も15mmなので貫通穴で作っていますが、非貫通にすれば見た目もOKだと思います。
足をしっかり締めつけようとすれば、ネジの回転はナットを引き抜く力として働くので、ナットが徐々に抜けてくる可能性があるのです。
小さなコーヒーテーブルや一人用のちゃぶ台ならこの形でもOKだと思いますが、もう少し大きいものを作ろうと思ったら、やはり強い力で締めつけてもナットは絶対に抜けない、という保証が欲しくなる。
そこで…
これなら、力いっぱい締めてもナットは抜けません。自分としては、これが好み。
でも、これって貫通穴の時しかできないので、天板をきれいに仕上げようと思ったらは何らかの形で2枚を貼り合わせるような形になるなあ。
つばの厚み分上に出っ張ってしまうのが困る時は、ストレートのトリマービットをボール盤につけて少しさらってやればいいと思います。
←きれいに仕上げようと思ったらこんな感じですかね?
ネジ受けパーツになる板を別に作って、天板に取り付ける。
天板の下に単純にねじ止めするだけでもいいけど、掘り込んで埋め込むときれいにできそう。
天板に取り付けるネジ受け部分は、木の板+鬼目ナットじゃなくて、2mm厚くらいの鉄板にネジ穴をタップしたものでもいいかも。既製品の家具は鉄板のやつが多い気がする。
・・・ おまけ ・・・
ねじ込み式のナットは簡単に外して再利用できるけど、打ち込み式の鬼目ナットは引き抜いて再利用しようとすると大変。
そんな時は、左のようなモノをプーラー(引き抜き工具)にします。
19mm〜24mmくらいのソケットビット+ワッシャ+ネジ+ナット。
長めのネジを鬼目ナットに入れて、ワッシャの上のナットを締めこみ方向に回せば鬼目ナットが引き抜けてきます。これで簡単再利用。