ガラクタだけが人生だ

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千円で簡単テレビ台

久々の木工コンテンツです。
って言っても、あんまり見るべきところがないので申し訳ないです。初級者向けってことで。
そのかわり、安く上げて千円シリーズにしました。
簡単テレビ台 テレビをLDから和室に移すことになったので、テレビ台を和室用に作ります。写真が完成図。

今回テレビを載せるんでタイトルをテレビ台としたけど、これってぶっちゃけ汎用の台ですな。同じ作り方でスツールやベンチ、踏み台もいけます。

普通は長方形に作ればいいんだけど、今回はテレビと設置場所の形に合わせて台形にしてみました。この辺はお好みで。
千円におさめる場合、ツーバイだけを使って作ります。
6フィートのツーバイを3本買ってくればOK。最近だとこの辺では一本300円くらい。安売りで時々258円とか。
残りをネジ代、ボンド代にすればだいたい千円。

ツーバイのガーデンベンチはこうだよね

外で使う長椅子とか、植木鉢を置く台とか、ツーバイで台を作るときは、だいたいこんな感じに連結するわけですが…

今回は室内なので一応少しはスッキリさせようってことで、足と奥行き方向の桟をツーバイ一枚の幅にまとめようと思います。

人生いろいろ、繋ぎ方もいろいろ

今までのやり方だと、(1)ですが、いつも同じつなぎ方だと経験値があまり増えないし面白くないので、今回はちょっと変えてみた。

接合部を互いに半分ずつ欠き取って、(2)のように組み合わせようと思います。ボンドの面積が大きくなるし結構頑丈になるんじゃないかなー。

ただ、(2)は組み合わせた木口が前面に出て目立つので、その意匠が気に入る人なら良し、気に食わない人は素直に(1)のほうが良いかも。

ちょうど半分切り込んでいく ツーバイをカットして、半分欠き取りを8箇所施します。

AMOのやり方としては、丸ノコスライダーか、スライド丸ノコで、ちょうど半分切り込む深さに設定して溝を掘っていく。トリマーでもOK。

この深さ設定は0.5mm違っても組み合わせ幅が1mm狂ってしまうので、端材を使って精密に出しましょう。
2mmずつずらしながら全部丸ノコの刃で削り取ろうかと思ったけど、粉塵がすごすぎるし音も結構うるさいし時間もかかるので、5〜10mm幅で溝を入れてノミで落としていきました。

ただ、最初と最後の両端は、3〜4回分くらい丸ノコだけで少し広く削っておくときれいにできるみたいです。

本当は吸塵システム完備で、誘導モーターで音も静かな、大きなテーブルソーがあればいいけど…そういうテーブルソー持ってるような人がこんなレベルの工作しないなw

電動工具がない場合は…手鋸でがんばる。AMOの感覚だとかなり難しそうだけど…よく切れる縦挽き用の鋸があれば、職人肌の人は結構それでサクサクっと作っちゃうんでしょうね。
で、8箇所を半分にした状態がこれ!
組み合わせると右のが2つ出来ます。左右の足。
組み合わせる瞬間ってなんか嬉しいよね
組み合わせ後の厚みはピッタリツーバイ1枚分で、段差はなかったです。最初の設定が超肝心。

欠き取り部の長さについては、ピッタリを狙ってもいいけど、0.5mm長めを狙って後で削るとよりきれいかも。

最後に天面になるツーバイをテレビに合わせてお好みの長さでカット。

植木鉢を置く台って感じ

あとは好みの接合方法で組めば出来上がり。
ネジ+ボンド、ボンドのみ、ネジのみ、どれでもいいと思う。ボンド+ダボがベストかなあ。ボンドのみの場合はしっかりクランプで圧着しましょう。

AMOはペーパーで磨いただけでそのまま使ってますが、当然塗装したほうがきれいです。

高さ35cm、幅50cm、奥行き45cmの場合の木取図です。
幅55センチくらいまでなら、千円(ツーバイ3本)でできます。
これなら1000円
ちなみに。

テレビの重量にもよるんですが、天板はツーバイそのままだと強度的なオーバースペック感がすごくて、あまりテレビ台っぽくないです。いかにもツーバイ工作!って感じ。

理想を言えば、自動カンナがある場合は28〜30mmくらいに削って天板を薄くしてやれば、しっかり感と品のよさがいい感じでバランスするはず。でもまあ自動カンナ持ってるような人がこのレベ(以下略
ちなみに2

上で、ボンドのみでもOKって書きましたが、これは組み合わせの構造が、上に上に順次乗っかる形になっていて、各部の接合強度がゼロに近くなっても静置状態では倒れないようになっているので、そう書いてます。(今の木工用ボンド、クランプかけて貼れば相当強いけどね)

今回のテレビ台も、床が水平な平面なら、何の接合も施さずただ木を組み合わせて積み上げて、上にテレビを乗せても、ちゃんと形になって、倒れません。(地震来たらダメだけど)

こういう組み方を、何と言うのかわからないのですが、AMOはこれをとりあえず「積み木のように積み上げるだけで立って崩れない」という意味で「つみきセオリー」と呼んで、重量物が載る棚なんかは、必ず守ることにしています。

見た目的には、モロにつみきセオリーになっていない棚のほうが、高級そうに見えるっていうのはあるみたいなんですけどね。
ホゾなどの接合構造がしっかりしてることを期待させるからかな。

ファンタジーゾーンをゲーセンのテーブル台でやりたい。

左はつみきセオリーを考慮してない。
右はつみきセオリーにのっとっている。

とりあえず、重量物を載せる台をはじめて作るような場合は右のほうがいいと思います。


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