ガラクタだけが人生だ

コックピットの制作は終了しました。スミマセン…
サイト再構築中のため、一時的に表示がめちゃくちゃになっていることがあります。

<< 萩・宇部・山口ツーリングTOP PAGEGM-8300接着編 >>

GM-8300破壊編

ではお待ちかねの破壊編。
どれぐらい強いんでしょうか。
数値的に計測できるわけではないので、雰囲気だけでも伝われば、という感じですが…
前回の画像に番号つけただけですが、テストサンプルはこいつら。

7人のやられ役
まず、手でつかんで引っ張って破壊。
AMOはあまり力が強いほうではないですが、接続された2ピースを全力で引き裂き方向に引っ張ってみます。

これは…強い。かなり強い。どれも引っ張って破壊は無理、と思ったら…Aだけ脱落。
うーん残念。施工失敗か。 この人残念賞。
間に接着剤を分厚く使って、金属の面と面がぴったりくっつかない形は難しいのかな?

ただ、写真を見てもらったらわかりますが、両側ともはがれてるわけではないんですよ。金属と8300はすごい食いついてて、はがそうとしてもはがれません。折れてるのは接着剤の中間部分。
これはもしかしたら、接着剤の中に泡でも入ってしまってたかもしれない。

何でそう思うかというと、余った接着剤の塊、厚さ6〜7mmくらいのビスケット状だったんですががめちゃくちゃ強くて、手で割ろうとしても全然割れなかったから。かなづちで叩いてやっと割れたくらい。
それと比べるとこの割れ方はあっさりいきすぎてるので、何か施工不良があった可能性あり。

次に、残った棒状4種@BDEを手で全力折り曲げ。
これは多分、アルミ板を単純につき合わせてくっつけたDと、同じく鉄棒を単純に付き合わせた@は、折れるだろうと予想した。
なのに…折れません。手では折れなかった。
もちろん、ある程度重ねてくっつけたBEも無理でした。
次、子供に踏ませる。
挑戦者はセカンド6歳♀22kg。たくましいです。保育所最年長メロンぐみさんの中でも、パワーファイタータイプの最右翼です。
これは動画で。@とB抜粋でご覧下さい。


というわけで、@はがんばってがんばってやっと破壊。Bは破壊不能。

で、動画はないのですが、Dのアルミ板は一撃で破壊。EはBと同様破壊不能という結果になりました。

(EとBは、その後私が全力で踏むと壊せました)

CとFは踏んで壊せる形じゃなかったので、かなづちで叩いてみましたが、普通に釘を打つ感じで叩いても壊れず、思い切りよくカーンといくと壊せました。
数値的な計測はまったく出来てませんが、接着強度の雰囲気だけわかってもらえたでしょうか?


では、AMOの感想まとめ。

GM-8300は、金属に強力に食いつき、破壊されるときは剥がれるのではなく、8300接着層の内部で破断が起こるようです。
硬化した接着層の物性は、金属質というより、もっと石類や硬質プラに近いような感じをうけました。ロウ付けや溶接は接合部の物性が金属なので周囲と同等の粘りがありますが、8300はそれより硬い(金属よりは変形しない)ので、強い衝撃によって割れるという点では、やはりロウ付け同等とまでは行かないようです。

しかしそれにしても、金属への食いつきの強さは驚異的なものがあり、石っぽく硬い感じがするとはいえそれは鉄と比べてということであって、これだけカチカチに固まって薬品耐性も強い接着剤としては、ものすごくがんばって衝撃に耐えて粘ってるのでは?と思います。

今回は接合面積が少ないものばかりで、8300にとってはかなり厳しいテストでしたが、動画のように相当健闘しているので、次は接合面積をぐっと大きく取って、壊そうにも壊れない物を作ってみようかと思います。

肝心のビッグタンクですが…これは相当よく考えて、広い面積をとって接着しないとまずそうですね。
当初はFのようなT型の接合を多用して作ることを考えていましたが、それでは絶対に強度が足りないとわかった。Lアングル等を介して接着面積を広く稼がないととダメだなあ。

他のバイク用品だと、アルミ棒やアングルを使った自作リアキャリアは十分いけそう。いつか作ってみたいです。
ショートレバー化も簡単にできる。切り詰めたあと、終端の球状の部分をくっつけられる。


というわけでGM-8300テスト編は終了です。
溶接やロウ付けの領域を脅かすものではないとしても、なにしろ手軽なので、手元にあるとDIYの幅が広がるという意味ですごく良いアイテムですね。
今後も活用して行きたいと思います。

【U・G】
お疲れ様でした(お子さんも)^^
かなり参考になりました。
@が予想以上に健闘してますね。
オートウエルドを遥かに凌ぐ性能のようです。
【アモ】
私も@が手で折れないのには驚きました。直径約8mmなので接着面積はわずか0.5cm2しかないんですけどね。
ちなみに140℃以上に耐えなくていいなら、5520のほうが強力らしいのでそっちも欲しくなってたりします^^;
【k】
初めまして。これ日本製ですか?世界一じゃないですか?
【AMO】
kさんこんにちは!

日本製です。有限会社ブレニー技研さんです。

「いつの日か 次世代のエポキシ接着剤を Made in Japanで」で始まるホームページとか、熱くて大好きなんですよね〜
http://www.blenny.co.jp/
実はこのページもひそかに紹介されてるのです(^^;

COMMENT or
E-MAIL
このページにコメント
AMOにメール(ページには掲載しません)
NAME
E-MAIL
 ADDRESS
メールの場合は入力。未入力だと、AMOからお返事が出せません

COMMENT

CHECK

スパム対策のため、入力をお願いします
「鳩」の読みをローマ字4文字で
 
<< 萩・宇部・山口ツーリングTOP PAGEGM-8300接着編 >>